アイルランド帰省 2014

2014年8月25日 (月)

アイルランド帰省 2014 おまけ

アラン諸島はイニシュマーンで出会った人たちからメールが来ました。
そこにはあの時の時間を閉じ込めた写真の数々が……。

この一枚一枚が僕の宝物で、そして明日への希望に続いています。

出会いって素晴らしいね!

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パブでオカリナを吹いてる時。みんな真剣に聞いてくれました。

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イェーイ!

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照れ笑いしちゃいます。

こういうのがあるから、帰省は止められないんですよねー。

2014年8月23日 (土)

アイルランド帰省 2014 放浪編 最終回?!

さて、いよいよアイルランド帰省も大詰め。
最終目的地ボイルです。

ここはシャノン川の畔に出来た街で、
とても小さく、村と言っても良いくらいの規模です。

よくボイルに行くよ、というと、アイルランドの人は大抵 Why? と言います。
確かに何度も行く様な観光地でもないかもしれません。
でも、場所、土地の記憶というのは、人それぞれで、
規模の大きさやには有名無名とは関係ないものではないでしょうか。

そもそもこのボイルは、ラスクラハンのあるトゥルスク村と同じように
神話の舞台で、神々が戦ったモイトゥラ平原の近くにあり、
街の周りには、様々な遺跡が点在しているのです。
そして、女神モリガンの遺跡も……。

とはいえ、時間もたっぷりあるので、お隣のキャリック・オン・シャノンで観光を happy01

ボイルと同じくシャノン川の畔に開けたこの町は、ウォータースポーツのメッカ。
河には様々なボートが浮かんでいます。

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いやぁ、なんかディングルと同じようにキラキラした街ですねー。

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ちょうど、お休みって事もあって、教会では結婚式が行われていました。

どんな文明もそうですが、川沿い、海沿いに文化が開けていきました。
このシャノン川は、アイルランドの河のすべてがそうであるように、
女神の名を持つアイルランド最長の河です。
恐らく昔も今も、こんな風に人々か集っていたのでしょうね……。

夕方になったので、ボイルの宿に戻って、
大恩人ブレンダンのいるマッテイモズバーへ。

ブレンダンとの出会いはこちら(2012年2013年)を読んでいただくとしてw

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会いたかったよー、ブレンダン! 奥さんも元気そう!
ゲールタハトの事、これまでの放浪の事、日本の事、
色々話して、ボイルの事、アイルランドの事、色々聞きました。

街も変わる人も変わる。
でも、変わらないものもある。そんなことを感じました。

さて、翌日、いよいよ、最後の巡礼の地へ向かいます。
天気予報では雨だったのに、この日は快晴!
ボイル川(この街を流れる時だけ、シャノン川が名前を変えるのです)も
キラキラ輝いています。

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さぁ、タクシーに乗り込んで、ボイルとスライゴの境にある、
とある川を目指します。
その川とは、神話の中で、女神モリガンが血塗られた鎧を洗ったとされる場所。
彼女のその姿は、後のバンシーとなり、
今でもアイルランドの人たちの中に息づいているのです。

そこに向かう道。陽射しか一気に強まり、暑いくらいです。

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そしてこの畔に、女神モリガンが現れたのです。

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アイルランドでは、どこにでもある風景かもしれません。
そして、何もなければただ通り過ぎる田舎の道です。

でも、神代の時代、ここに、女神モリガンが降り立った。

今吹く風は、その時と同じなのでしょうか。
流れる水は、木々の囁きは……

僕は、すべての命を寿ぎます。
ここにアイルランドという国がある事を、
そしてそこを訪れる肉体が自分にある事を、
感じ、共鳴できる心がある事を。

心を込めて、オカリナと歌をモリガンに捧げました。

今年の帰省も無事に終わりそうです。

街に戻る途中の道に、こんな像が立っています。

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ケルトの首長の像です。
彼は、神話の舞台モイトゥラ平原を背に、ボイルの街を見下ろしています。

マッティモズバーでまたまた歌った僕に、ブレンダンは誉めてくれました。
キミはとっても声が良いと。

さぁ、後は帰国するだけ……と思っていたら、トンデモナイアクシデント発生!
果たして僕は日本に帰れるのでしょうか?!

そのオマケとも女神のプレゼントともいえるアクシデントについては、
アイルランド帰省のお話会でお話しちゃいます! ←あざとい引き coldsweats01

アイルランド帰省お話会 「ギネス、レドヘーレ!」
9月21日 国立 ギャラリーcafe Pupu 夕食付18:00~ 席料3.500円
9月28日 市川 アトリエローゼンホルツ お茶とお菓子付き
13:00~ 席料2.000円


となっております。
Pupuさんにつきましては
、なんと残席1名とのこと。ありがたい限りです。
blogにもFacebookにも載せていない写真を大量放出!
みなさんもアイルランドの風を感じてみませんか?

アイルランド帰省 2014 放浪編vol.3

一旦ダブリンに戻り、買い足すものや色々と用事を済ませて、
さぁ、毎夏の帰省のメインとなるコノートの伝説的女王メイヴの王都参拝。

女王メイヴとは、アイルランド最大の叙事詩クーリーの牛争いに登場する女王です。
実在の有無など、諸説ありますが、元々はアイルランドの王権を守護する女神が
時代が下り、人間の女王となったとされる激しくも美しく、そして猛々しい女王なのです。

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J・C・レインデッカーの描く女王メイヴ

そのメイヴが治めていたアイルランド西部コノートの王宮が、
Co.ロスコモンのトゥルスク村にあるラスクラハン遺跡と言われており、
そこには、大小さまざまな砦跡、墳墓があるのです。

まずは遺跡近くのビジターセンターで入場料を払い、
新しくなったという展示を拝見。
おおー、基本的には変わってないけど、資料映像が増えたり、
模型が新しくなったり、イイ感じです。

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ここでもセンターの人は僕を覚えてくれていて、
アイルランド語を話すと、ちょっと待って! と
所内でアイルランド語を話す人を連れて来てくれました。

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ちょぴり個性的←お前が言うなって?!なエイモンは、
僕がアイルランド語であいさつすると
ダ~ッと滝のようにアイルランド語で話しかけてきます。
ちょっと待って待って! と英語で仕切り直しsweat01

彼はゲールタハト出身ではないのですが、
僕と同じコノートでアイルランド語を習得したと言います。

さっそく彼と、僕の他にカップル2人の計4人で王都跡の遺跡へ!

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エイモン独自の説を交えながら王都跡を案内してもらいます。
ここは牧場の中の小高い丘。
何も知らない、何の興味もない人から見れば、ただの小高い丘。
周りには羊がのどかに草を食んでいます。

でも僕には見えるのです。ここに栄えていたコノートの王都が。
天幕をはぐりめぐらされた玉座には、王アリルと女王メイブ。
周りには、多くの騎士たちが互いの武勲を讃えながら杯を酌み交わしている……。

ああ、ここで、この場所で、あの壮大な叙事詩クーリーの牛争いの幕が開いたのか。

感慨に耽りながら、いよいよこの遺跡最大の神聖な場所
女神モリガン生まれ出でた洞穴に向かいます。

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女神モリガン。
アイルランド神話に登場する、愛と死、豊かさと戦いの女神。
ハイイロガラス(ワタリガラスとも)に身を変え戦場で同士討ちを誘う死の女神。

クーリーの牛争いにも登場する彼女は、
この洞穴から、アイルランド全ての生き物の祖先と同時に生まれ出でたと言います。

一説には、女王メイブは、この女神モリガンが時代の下り、
人間化した姿とされています。←僕もこの説を支持しています。
つまり、コノートはこの洞穴から始まったと言っても良いものなのです。

歴史的なことを言えば、おそらく祭祀に使われた洞穴だろうと言われています。

僕たちはライトを手に洞穴に入りました。
今年で3回目。
真の闇が広がる洞穴の奥に、女神モリガンは今でもいるのでしょうか。

そのあと、エイモンが、まだ発掘中なんだけどね、という遺跡に向かうことに。

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いわゆる隧道付き墳墓と言われるもので、まだ調査中ということもあり、中には梯子ががけられているのですが、エイモンが入っても良いよと言うことで、お邪魔します。

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中はこんな感じです。

こういう墳墓を昔の人は、妖精の塚と呼んでいたんですね。
この小さな窓からハロウィンなどの祭礼の日に、妖精が出てくると……。

この後、古代の人々が作ったという川べりの浮島に行き、
そこでもオカリナを吹かせてもらいました。

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ここに居を構えていたコノートの人たちも、夕闇の迫る空を見上げて
口ずさんだり、楽器を奏でたりしたのでしょうか。
心を透明にして、周りすべてを受け入れるようにすれば、
神々が息づいていた時代の人たちと同じ気持ちになれるのでしょうか。
彼らが見ていた風景を、感じられることができるのでしょうか。

次はいよいよ最終地、ボイルに向かいます。



アイルランド帰省 2014 放浪編vol.2

初めて訪れるディングル。
アイルランドで最も美しいとされている南部の街。
今まで行く機会が無かったわけでは無いけれど、どうしてか足が向かず……。
今回は、アイルランド語の先生のススメもあって、初めてのマンスターです!

で……遠い!
アラン諸島からゴールウェイまで1時間強。
ゴールウェイからバスでリムリックへ2時間。
そこからディングル半島への入口のとなる街トラリーまで2時間。
トラリーからディングルまで1時間。
合計6時間強のバスの旅! もう気分は水曜どうでしょうですよ。

そして着いたディングルは……

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本当に美しい場所でした。
どこをカメラで切り取っても絵葉書のようです。

しかもここはキャラロウと同じゲールタハト。
街の人は平素からアイルランド語を使っています。

では早速、と宿のご主人にアイルランド語で話しかけると……

訛りが凄い! 早い! 聞き取れない!

はい、アイルランド語は、西部のコノート、北部のアルスター、南部のマンスターと
3つの方言があり、いわゆる標準語と言うものがありません
(一般的にコノートに話者が多いので、便宜的にコノートが代表発音とされる)。

発音だけならまだしも、語句や単語そのものの音も違ってくるので
同じアイルランド人でも困ることがあると言われているのですが、まさかここまでとは!

相手は僕の言っていることは分かっているようなのですが、
こちらが理解できない。所々聞き取れる部分があるからどうにか意思疎通は出来る。
じゃあ、英語はというと、これもまたマンスターの発音は歌うようだと言われるように
スイングして、早口で、アップダウンを繰り返すのです。

えーん、誰か通訳してw

とまぁ、そんな冗談はさておき、さっそく観光です。
インフォメーションセンターでバスツアーを予約して街をウロウロ。
いわゆる観光地でもあるので、夏の間はほぼ毎日お祭り騒ぎ。
至る所でパブセッションが開かれているようです。

これは楽しみだぞ~。

翌日、さっそくバスツアーへ。

ディンぐル半島には初期キリスト教の遺跡がたくさん残っていて、それを巡ります。

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これらはビーハウスなどと呼ばれ、名前の通り養蜂家の蜂箱のような形をしていて、
中で修道士たちはひたすら修行に励んだそうです。
うーん、こんな中で修行って厳しいだろうに。
そうまでして得たかった悟りとは何なんだろう。

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そんなことを考えながら、カモメくんをパチリ。

宿に戻って、ちょっと休んで、夜はもちろんパブへGo!!

おおー、色んな人が演奏してます。
メインストリートだけでも何件ものパブがミュージックセッションをしていて
本当に目移り耳移りしちゃいます。
その内の1件を選んで入ると、どうやら歴史が古いパブのようで、
ちゃんと石造りの床でした。

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様々な人が奏で歌い耳を傾けています。
もちろん僕もオカリナで参加。歌も歌っちゃいました。

うーん、なんか今回の帰省は歌ってばかりだぞ?
さて、僕の歌声は実際どんなものなのでしょう。
とりあえず、パブでは拍手喝采でしたhappy01 heart04
パブのご主人からギネスを奢ってもらったりもしました。

明日は、ダブリンに戻り小休止した後、
いよいよ女王メイヴの王都へと向かいます。

アイルランド帰省 2014 放浪編vol.1

翌朝、朝のバスで、ゴールウェイに戻り、
このままアイルランドを回る人、家路につく人、それぞれの道に分かれます。

僕も最後の1人、ダヒーと別れを告げて、一路、アラン諸島はイニシュマーンへ!

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今までの帰省でも何度も何度も訪れているイニシュマーン。
僕の魂の故郷と胸を張って言える島です。

三島からなるアラン諸島で最も小さく、人口も最も少ないイニシュマーン。
島の中心には、ふたつの青銅器時代の遺跡があります。
その内の1つ、ドンコナー砦と、そこへ至る道が何よりも大切な場所なのです。

島にはフェリーで渡るのですが、その船中。いよいよ島へ着く、という時に虹が!

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なんか前も、確かこんなことがあったようなw

港から遺跡の目の前の宿に移動してチェックイン。

「あら! あなた、去年、火祭りの時オカリナ吹いてくれた……!」

宿のおかみさん、僕の事覚えてくれましたー。
さっそく覚えたてのアイルランド語を話したらすっごく喜んでくれて、
逗留している他の方に紹介してくれる時に、

「この人、日本から来て、アイルランド語話せるのよ!」

いやいやいや、まだほんの触りだけでしてsweat01
おかみさんに他にもアイルランド語をチョコチョコ教わったりして、
その日は早めに就寝。だって疲れてたんだもの。

明けて翌日、島をウロチョロ。
もう殆ど史跡旧跡を見尽くしたと言っても良いくらいだけど、
やっぱりこの島は好きだな。

来るたびに発見がある……というのとはちょっと違うけど、
何もないからこそ思えることがあるし、感じられることがある。

僕はアイルランドへと続く自分なりの道をただひたすら歩いてる。
その先になにがあるかは分からないけど、進みたいから進む。ただそれだけ。

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その夜は、知らなかったけどスーパームーン。
そういや、去年もそうじゃなかったっけ?

島唯一のパブに向かうと、とても楽しい音楽が聞こえてきたから、
頼んでオカリナを吹かせてもらいました。

日本のは? って訊かれたから、またテルーの唄を吹いて、歌って。
花なんかも歌ってしまいました。

帰りがけに、みなさんに明日もおいでよ♪ と言われて
嬉しくなって見上げた空には月が……。

翌日は遺跡を回って、そこで歌ったり吹いたり。
洗礼を受けちゃったりした教会でまたまたミサに出てみたり。




そして夕方ころパブに行くと、昨日のメンバーが勢ぞろい。
飲んで騒いで、自己紹介して。
明日、島を出るんだと言ったら、みんなで大合唱してくれました。
なんだなんだ? 僕ってお話の主人公みたいじゃないか?!

陽気で気さくなアイリッシュ。
彼らは島の人ではなくて(もちろん島の人もいるけど)、
ダブリンや色んな所からバカンスに来ているそうで、中には1カ月近く滞在する人も。

何人かとアドレスを交換して、お別れしました。

翌朝、本土に向かうフェリーを待っているとサーッと雨が降って虹が!



写真だとよく分からないけど、二重の虹なんです。
いわゆるアイリッシュレインボー。

島に愛されてるなー、僕も島を愛してるなー。

そんなことをヒシヒシと感じながら、次はディングル半島に向かいます!

アイルランド帰省 2014 学校編 最終回

劇の内容はラブストーリーで、僕はメインとオカリナでの音響。
セリフは紙を見ながらの朗読劇タイプだったのですが、授業の合間を縫って、
みんな必死に練習しました。
だって、演出も音響も、みんな自分たちでやるんです。

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タイトルは、フェレットと女王。もうね、どんな内容だよ?! って感じですよね。
詳しい内容はナイショですが、パンフレットまで自作したんですよ?

途中、僕のオカリナ他に、ベスとシャノンの歌が入ったり、
コートニーとパトリックのダンスが入ったりと盛りだくさんの30分。
最後は笑いと喝采で幕を下ろすことができました。

「A ghrá geal, mo chéadsearc. Is tú is milse póg! An bhfuil tú ceart go leor?!」
愛しいお前、お前は我が愛、甘い口づけ……体はもう大丈夫なのかい?

ラストの決め台詞はそのあともみんなの笑いのツボになりました。

そしていよいよ最終テスト。
もうテストというより会話です。面接官である担任と一対一でお喋りしながら
自分の事を話すというもので、笑いを取りながらなんとかパス!
いやぁ、これはアイルランド語というよりプレゼン能力で勝ち取ったようなものですsweat01

最終テストの後は、終了パーティ!
ホールで会食の後、地元の音楽家を呼んで音楽とダンスの夕べです!

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シャノンと一緒に踊ったり、オカリナを披露して、
なんとテルーの唄をアカペラで歌ったりしました。

パーティが終わった後も、パブに移動して、深夜までみんなで騒いで。
本当に楽しくて、貴重な1ヶ月でした。
最初はどうなるかと本当に気が気じゃなくて。
何度も何度も「わっかんねーんだよ!」と叫びそうになって。
時々、日本語で答えてみんなを???とさせたり。

それでも、ちゃーんと終了して、なんとA判定まで貰えたのは、
クラスのみんなのおかげです。

僕は本当に恵まれてるなー、愛されてるなー、そう確信しています。
ありがとう、みんな。愛してるよ!

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アイルランド帰省 2014 学校編vol.4

毎日毎日、先生に呆れられるほど質問し、
どうにかこうにかみんなに付いていってる僕ですが、
毎週木曜日は四苦八苦でした。

そう、テスト……なのです。
テストと言っても、筆記ではなく、提示された文章を英語や
アイルランド語に訳すというものなのでずが、これが先生との面談方式。
何から何まで日本とは違うんだなーと感心したり驚いたり。

そもそも僕自身、日本の学校には最後まで馴染めなかったので
授業中だってお菓子を食べたり、勝手にトイレに行ったりする自由?な
こちらのスタイルはとても楽でした
(もちろん、モラルの範囲内という括りはありますが、
トイレに行ったりお菓子を食べたり携帯を弄ったりして授業を聴き損ねたとしたら、
それはすべては自己責任という考えなのです)。

1週間目はもう無我夢中。2週に入ると、なんとなーく理解できてきて
クラスのみんなとも馴染んできて、コレくらいの文章は書けるようになり、
アイルランド語で日記なんて書くようになりました。

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今見ると所々文法とか間違ってますけど、この時は必死でしたねー。

途中何度も授業についていけなくなりそうになって、
いくら質問しても理解できなかったり、逆に、先生にこちらの意図が伝わらなかったり。
はたまた、理解できたとして、なんだこんな簡単なことを僕は分からなかったのか、
と自己嫌悪に落ちそうになったり。

一度、クラスメイトに訊いたことがありました。

「授業の足引っ張ってない?」

そしたら、みんな言うんです。

「そんなことないよ。ヨシオが色々と質問してくれるから俺らも為になる」
「逆にヨシオは私たちが知らないアイルランドのことをたくさん知ってるじゃない」

などなど。

いやもう嬉しくて涙が出そうになりましたよ。
知らないうちに、僕も、みんなもクラスでのポジションを確立し、
クラスが纏まっていたんですね。

そして他のクラスから言われることは、

「ビギナーは纏まってて楽しそう」

いや本当にそうでした。いつも授業が楽しくて。
みんなでこんな写真撮ったりして。

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気が付いたらもう学校あと1週間とちょっとになっていました。
あー、あと10日か~言ったいたら、担任のメイヴがこんなことを言いだしました。

「ねぇ、みんなでオリジナルの劇をやらない? もちろんアイルランド語で!
私たちビギナークラスがどれだけアイルランド語を習得したか、
みんなに見てもらいましょうよ!」

ま、マジですか、メイヴさん?!

そしてあれやこれやでストーリーが決まり配役が決まり……
なんと僕は主役になっていたのでした coldsweats02sweat01

アイルランド帰省 2014 学校編vol.3

もちろん、このコースはアイルランド語だけではありません。
そもそもの趣旨が、アイルランド語を通して、アイルランドを知るのが目的です。

毎週水曜日にはみんなでお出かけ。
モハーの断崖や、アラン諸島なんか行きました。

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他にも、毎夕、地元のダンサーや音楽家の方をお招きしてのアクティビティもあったり。

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音楽のアクティビティの時は、歌ったり踊ったり、演奏したりなど飛び入りOKで
僕もオカリナで参加させてもらいましたし、
生徒の中にはプロのミュージシャンの方もいて毎回とても賑やかでした。

僕を入れて、生徒は50人強。ほとんどがアメリカとカナダからの大学生で、
大学でケルティックスタディーを専攻している子たちばかり。
平均して21、2歳と言ったところ。
僕やダヒーのようなマチュアは1割くらいでした。

そんな彼らの中に東洋人は僕だけ。
なんだか、世界のどの国がアイルランドに本当に興味があるのか、
その縮図を見ているようで、とても面白かったです。

まぁそんな感じで、毎日頭と体を使いヘトヘトですが、
毎日パブに通って、地元の人との交流は欠かさず続けていました。

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村で東洋人は本当に珍しくて、しかも日本人! ということもあって、
大抵すぐ顔を覚えてくれて良く話しかけられました。
もちろん、ギネスを奢ってもらったりなんかして。えへへ

アイルランド帰省 2014 学校編vol.2

このサマースクールについてを最初に……。

金曜から週が始まるというちょっと変わったこの合宿は
基本、毎週水曜にアクティビティがあり、近隣の名所旧跡を回り、
翌日木曜はテスト、そして日曜がお休みという、変則6日制。
そして学校のある日の夜はダンスや歌などの課外授業(自由参加)がある、
というハードスケジュール。
滞在は、大学と契約しているお宅へのホームステイ。三食付き。

パブが2軒、スーパーっぽいコンビニが1軒、カフェが1軒、レストラン2軒という
小さな村で、メインストリートを中心にあちらこちらに家が点在している感じ。
日本で言う田舎の集落といった感じでしょうか。

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ステイ先によっては、学校へはバスの送り迎えがつくのですが、
僕が割り振られたお宅は、なんと学校へ徒歩2分という近さ。

こちらがステイ先のお母さんモイラ。
もうね、彼女のご飯がすこぶるおいしくて。
この時も手作りのスコーンを焼いてくれました。

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そしてこれから1ヶ月同居するダヒーとジョシュア。

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顔を隠している照屋さんの方がジョシュアで、カナダの大学生。
そしてダヒーは、ウェールズから来たウェールズ語の先生です。

ちなみにジョシュアは初級クラス、ダヒーは上級クラスで、
ダヒーは、ほぼ日常会話は問題なく話せるという方です。

さて、授業は、というと……

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入門コースということもあり、ほとんど英語で進められていきます。
いやもうこの英語というのが曲者でした。
もう専門用語の雨あられ。は?! なに?! ちょっと待ってよの連続です。

もちろん僕も英語留学したことがあるので、日常会話は問題ない(はず)なのですが、
そもそもこの授業は、英語圏(もくしくはネイティブに準ずる)の人が、
第二外国語として学ぶコースで、文法の専門用語などは分かって当たり前なのです。

でも、えー、ちょっと待ってよー! と焦る僕に、クラスメイトやメイヴはとても優しくて、
ゆっくりと説明してくれたり、質問は? と訊いてくれる……のですが、
そもそもその質問すら分からん! という有り様。

おいおい、ついてけるのか? 

もう必死に耳を傾け、全脳細胞を使って理解を試みる。
それでも分からなかったら、遠慮なく聞く。この繰り返しです。
せっかく憧れのアイルランド語を、ゲールタハトで学べるんです。
こんな幸せなことはありません。少しでも吸収して、自分のモノにしなきゃ!

そんな感じで授業はほぼ過集中状態、毎日帰宅したらヘロヘロでした。

アイルランド帰省 2014 学校編vol.1

お久しぶりです、ヨシオです。
昨日、日本に戻って?まいりました。
いやぁ、今回のアイルランド帰省も、
奇跡の連続というか、アクシデント満載というか……。

てなわけでアイルランド帰省2014年、ギネス、レ・ド・ヘーレ!行ってみよー。

さて毎年、帰省と銘打っているアイルランド行ですが、
今回の帰省はちょっと違います。
それは……

ゲールタハトでアイルランド語を学ぶこと

なのです!
(ゲールタハトとはアイルランド語を日常的に使っている地域を指します)

海外では、夏の間、様々なサマースクールが開かれています。
そんな中で僕が選んだのは、ゴールウェイ大学が主催する
ゲールタハトの中で最も有名な、キャラローという半島での
1ヶ月に及ぶ授業とホームステイという、ハードなコースです。

アイルランド語を習得したいと思い立って1年、
アイルランド語集中講座と、月1回ではありますが語学学校に通い、
毎日2時間の自習をしてきた僕ですが、
丸々1ヶ月、アイルランド語を話す地域に滞在、そして朝から夕方までの授業。
ついていかれるかどうか、もうドキドキです。

いよいよ、出立当日、スカンジナビア航空を使い、
いつもの様に10時間以上のフライト、そして首都ダブリンから、西都ゴールウェイへ。
ここでちょっと日本からの来ていた人たちとお会いして、明けて翌日、
いよいよゴールウェイ大学から、ゲールタハトへ移動です。
小一時間ほどで着いたゴールウェイ大学キャラロー分校。

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さぁ、ここでどんな出会いが待っているのか!

まずはホールに集まってオリエンテーション……なのですが、
この時点で、もうチンブンカンです!

だって、お世話してくれる大学の先生の代表の方が、
アイルランド語と英語をゴッチャにして話すんですよ?!
え?! いまのは英語? それとも?!

なんとか聞き取り四苦八苦しているうちに、クラス別けです。
入門、初級、中級、上級の4コースあって
自己申告での割り振りですが、当然僕は入門のビギナークラス。
僕を入れて全部で10人にも満たない感じです。
(例年だとこのビギナーが1番の人数になるのですが、
今年は異例で中級が最大で、2クラス編成でした)

さっそく教室に入って待っていると先生が登場。
女性の先生で、見た目は、セックス&ザ・シティーのキャリー似の美人さん。
自己紹介で驚いたのですが、なんと名前がメイヴ
そうアイルランド西部コノートを治めていた伝説の女王と同じ名前だったのです。
僕の愛してやまない女王と同じ名前の先生……こりゃ何かあるなー
やっぱり祖国、魂の故郷アイルランド。さっそくやって来たね。
そう思いながら、さっそく地元のパブでギネスを頂く僕なのでしたー。

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